西脇利夏

丸の内にある大手総合商社に祖父・父・娘と3代にわたり勤務する独身OL。
写真を愛した父の他界した13年前、遺品のなかの一眼レフを手にしたのが写真を始めたきっかけ。 父を偲び、父とのつながりを持ち続けたいう思いが写真の原点。


父が撮した三十数年前の利夏


形見の一眼レフ



愛用のContax Aria

初めは、友人に聞いたり、カメラ教室に通いながら、形見の一眼レフでスナップ写真を撮るうち、次第にその面白さに惹かれていった。

そして1999年、写真仲間と会社の友人からCONTAXレンズを譲り受け、本格的に自分の写真を模索するようになった。

写真を大きく変えたきっかけは、日本発色の角先生と出会い。「自分自身をありのままさらけ出せ」という言葉は、写真にとどまらず、利夏をも変えた。

それまでの表面的で薄っぺらなスナップ写真から、自分の内面からの表現としての写真への脱皮が大いなるテーマとなった。

初めてコンテストで入選した作品
「水無月の流れ」(尚仁沢渓谷にて) 1999年撮影
大江戸線沿線発見フォトコンテスト入選作
「春来」(草月会館にて) 2001年撮影
新宿フォトコンテスト2002 入選作品
新宿高野賞 「和の輪」 2001年撮影



2002年の個展は、西脇利夏の13年間のある意味での集大成。古都・京都を巡る秋の風情に惹かれ、巡ってきた京都の秋を軸にした。
土日や祝祭日に有休休暇を合わせて、仕事が終わると夜行に飛び乗るといった生活を3年間続けた。

同じ場所へ撮影の為に何度も通うと、その年々で、表情、そして受ける印象が違ってくる。それは、時の流れが変えるというよりも、自分を取り巻く環境や自分の内面の変化からくる部分が多いのだろう。

外から見た京都、内面から感じた京都という2つに大きく分けて、銀座と吉祥寺で個展を開催した。

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