投稿者: ミミル山房 坂本 投稿日:2004/06/12 16:49
一般に視力というと、裸眼視力だけが重視され、矯正視力の重要性は理解されていないことが多いようです。そのためにこの掲示板でも、裸眼視力だけの記入や、あるいは裸眼視力なのか矯正視力なのか不明な書き方が多いのだと思います。
矯正視力が上がって、弱視の治療は完了とした眼科の先生が、保護者から、裸眼視力が変わりないから全然治ってないと苦情を言われる、という例もよくあるそうです。
裸眼視力は、遠視・近視・乱視など眼球の形の個性または白内障など眼球に異常があるなど、網膜にどこまでピントが合うかが問題ですから、眼球が変わらなければほとんど変わりません。遠視などは眼球が成長すれば裸眼視力が上がりますし、近視などは成長すると裸眼視力は下がります。
遠視・近視・乱視などの屈折異常は、メガネで網膜に焦点を合わせることができます。弱視がなければ、矯正視力が裸眼視力より良くなるはずです。矯正視力が変わらない場合、脳の認識能力が発達していない弱視の可能性があります。
弱視は、メガネをかけてもはっきり見えないという、矯正視力がきちんと出ないことが問題になります。視力の発達時期に網膜にピントの合った映像を見ていないと脳が発達しないからです。逆に視力の発達時期であれば、きちんとピントの合った映像を見ているうちに脳が発達してくるということです。
メガネは格好悪い、面倒そう、子どもにはかわいそう、という保護者がたくさんいらっしゃいますが、弱視の子どもにとって、メガネは見る力を発達させる大変重要な治療具であることを理解してほしいと思います。
また弱視でなくても、メガネをかけることによって世界が明るく鮮明に見えると、それだけ世界が広がり、能力を十分に発揮でき、子どもはさらに成長できます。
子どもの能力を最大限に伸ばす義務がある保護者が、メガネをかけさせるかどうか悩んだり、いつはずせるかどうかを気にするのは、ピントがずれているのではないでしょうか。リンク:http://www.mimir.ne.jp/~jakushi/
この記事に続くコメント:
○re(1): 裸眼視力と矯正視力 ちゃまま 2004/06/19 17:44
○矯正視力が出ない場合は弱視の可能性も ミミル山房 坂本 2004/06/21 03:41
○re(1): 矯正視力が出ない場合は弱視の可能性も ちゃまま 2004/06/24 22:25